頭皮や髪の毛に負担をかけない!正しいドライヤーのかけ方

  1. 白髪の予防・改善方法

何気なく使うドライヤーですが、間違ったかけ方をし続けていると、頭皮や髪の毛への負担がどんどん大きくなり、白髪やダメージを増やす原因になってしまいます。

そこで今回は、頭皮や髪の毛に負担をかけず、美しい髪を育てるドライヤーのかけ方をご紹介します。

 

1. 間違ったドライヤーのかけ方が白髪を増やす!

髪を洗ってドライヤーをかけるとき、頭皮や髪が熱くなるまでドライヤーをかけていたり、早く乾かしたいからと表面だけ乾かしたりしていませんか?

頭皮や髪の毛は、乾かしすぎも乾かさないで濡れたままも、ダメージの原因になります。特に頭皮にダメージがかかると、白髪が増える原因になり、ドライヤーをかけるたびに老け髪へと近づいていきます。

正しいドライヤーのかけ方をマスターする前に、まずは間違ったドライヤーのかけ方が頭皮や髪の毛に与えるダメージについて知りましょう。

間違ったドライヤーのかけ方は頭皮を乾燥させる

熱風で頭皮が熱く感じるまでドライヤーをかけるのは、頭皮を乾燥させる原因になります。

頭皮は顔の皮膚より分厚くなっていますが、顔の皮膚と同じように皮脂や天然の保湿成分がバリアとなり、様々な刺激から頭皮を守っています。頭皮を乾かしすぎると、頭皮に必要な皮脂が失われ、バリア機能が低下して頭皮の代謝が悪くなるのです。頭皮の代謝が悪くなると、新しい髪を作る細胞や髪を黒くするメラニン色素を作る細胞の働きが弱まり、新しく生える髪が細くてハリツヤのない髪や白髪になります。また、髪の生え変わりサイクルも滞り、ダメージヘアが増えていくのです。

ダメージを受けるのは、頭皮だけではありません。

髪は、頭皮以上に熱の刺激を受けやすいタンパク質が主成分となってできています。濡れた髪に60度〜70度の高温を当てると、髪が熱変性という状態変化を起こすのです。髪が熱変性を起こすと、パサつきや枝毛、ヘアカラー剤やパーマ剤が効きにくくなってしまいます。

自然乾燥も白髪が増える原因に

では、ドライヤーを使わず頭皮や髪に熱を加えなければ、白髪もダメージヘアも増えないのでしょうか?

答えはNO。実は、自然乾燥も熱を加えすぎてしまった時と同じように髪と頭皮にダメージを与えてしまいます。

頭皮が濡れた状態だと、自然乾燥していくうちに雑菌が繁殖し、イヤなニオイやかゆみが発生するようになりますし、自然乾燥で頭皮が冷えてしまうと、血流が滞って代謝が悪くなります。

髪は濡れた状態だと、髪表面をうろこ状に覆っているキューティクルが開いたままになります。キューティクルが開いていると、ちょっとした摩擦刺激でキューティクルが剥がれやすくなり、枝毛やパサつきが増えるのです。

2. 正しいドライヤーのかけ方と注意点

濡れた髪の毛は、乾かしすぎも濡れっ放しの状態もダメ。頭皮と髪に熱刺激を与えないドライヤーを目指したいですね。

ドライヤーを正しく使えば、頭皮は清潔に、髪はキューティクルが整ってツヤのある仕上がりになります。頭皮環境も整うため、白髪予防にも効果的ですよ。

それでは、正しいドライヤーのかけ方と注意するポイントをチェックしてみましょう!

正しいドライヤーのかけ方

ドライヤーはできれば熱ダメージを抑えた機能のものを使うのが理想ですが、今すぐ新しいドライヤーを買い替える必要はありません。熱ダメージをできるだけ減らすように意識した正しいかけ方で、髪と頭皮をダメージから守りましょう!

手順① ドライヤーをかける前には優しくタオルドライ

ドライヤーをかける時には、まずタオルドライで髪の水気をしっかりと取り除くことが大事です。水分をたっぷり含んでいると、キューティクルが傷つきやすくなるからです。
タオルドライは、髪をゴシゴシこすらず、まず根元にタオルを当てるようにして水気を吸い取り、髪の中間、毛先をタオルで挟んでポンポンと叩きます。
髪が長い人は、タオルドライ前にコームで髪をとかすと、余分な水分が落ちてタオルドライしやすくなりますよ。

手順② ドライヤーの温風で根本から乾かす

ドライヤーは、前髪→トップ→中間→毛先の順で温風を当てます。根元に温風が当たるように、手ぐしを根元に通して根元をシャカシャカと動かしながら乾かしましょう。
前髪は手を左右に動かすようにして乾かすと、根元からふんわりと仕上がります。

手順③ 仕上がりを考えながらドライヤーをあてる

髪の量が多い、髪が長い人は、下を向いた状態で上からドライヤーを当てると、毛先が自然と内巻きになった柔らかなシルエットのヘアスタイルに仕上がります。
くせ毛を伸ばしたい場合は、手ぐしでクセの部分を下に伸ばすようにしながら温風を当ててください。

手順④ 冷風を当ててキューティクルを引き締める

全体が8割程度乾いたら、冷風に切り替えて仕上げに入ります。
冷風は、上から下に風を当てるとキューティクルが引き締まり、ツヤのある仕上がりになります。

ドライヤーをかける際に注意したいポイント・コツ

ドライヤーの正しいかけ方のコツは四つあります。

ドライヤーを正しくかけるコツ
・必ず根元から乾かしはじめる
・ドライヤーは常に動かして一点に熱を当て続けない
・ドライヤーを髪と頭皮に近づけすぎない(20cmは話す)
・仕上げに冷風を使う

根元から乾かすと、毛先は熱を加えなくても乾きはじめるため、毛先にかかる熱ダメージを減らせます。

ドライヤーは、同じ場所に当て続けたり近すぎたりすると髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。頭皮と髪にかかる熱を減らすために、ドライヤーは常に動かして熱をあらゆる方向に分散させてください。また、ドライヤーと頭皮、髪の距離は20cm以上離すようにしましょう。

8割ほど熱風で乾いたら、冷風を当てて髪の熱を一気に下げましょう。仕上げに冷風を使うと、熱ダメージが減らせるだけではなく、キューティクルが引き締まってツヤのある仕上がりになります。

3. マスターしたいドライヤーの便利テクニック

ここからは、ドライヤーを使った便利技をご紹介したいと思います!

ふんわり自然なボリュームを出すドライヤーのかけ方

せっかくドライヤーで乾かしても、全体的にペタッとしていると寂しげな雰囲気の髪型になってしまいますよね?

根元がふんわりとして自然なボリュームがあるのが、理想的な仕上がりです。正しいドライヤーのかけ方に加えて、髪のボリュームを出す方法も取り入れてみましょう!

①トップは毛束を引き上げながら、根元に冷風を当てます。
ボリュームを出したい部分は、完全に乾かさず、湿った状態にして冷風を当ててください。
完全に乾いてしまうと、ボリュームが出しにくくなります。

②ボブ〜ロングヘアは、下を向いた状態で乾かします。
ボブは、仕上げに前から冷風を首元に向かって当てるようにすると、ふわっとボリュームのあるボブに仕上がります。

白髪予防に効果的!ドライヤーで首の後ろを温める!

冷えやコリで首の血流が悪くなると、自律神経が乱れて、全身の血流が悪くなるのです。そんな状態では白髪や抜け毛も増えやすくなってしまいます。

そこで取り入れたいのが、首の後ろをドライヤーの温風で温めるということ。首を温めることで、リラックスするときに働く副交感神経が優位になり、首だけではなく全身の血流がスムーズになりますよ。頭皮の血流もスムーズになるため、髪を黒くする色素を作るメラノサイトという細胞が活性化し、新しく白髪が生えるのを防ぐ効果が期待できます。

毎日ドライヤーで髪を乾かすついでに、ドライヤーで首の付け根から首と背中の境目まで、じっくり温めてみてください。ドライヤーを当てるときは、首に近づけすぎると皮膚が乾燥するので、20cm以上離して当てましょう。

4. ドライヤーの正しいかけ方で乾かすたび美しい髪へ

傷んでしまうと思われがちなドライヤーですが、正しいかけ方をすれば髪の手触りがなめらかになり、寝癖もつきにくくなります

正しいかけ方をし続けることで髪の毛のダメージや頭皮環境も改善でき、白髪予防や改善、抜け毛への効果も見込めます。

ドライヤーをかける時には、ぜひ今回お話したような正しいかけ方を意識してみてくださいね!

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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