ほとんどの人は食欲不振を経験したことはあると思います。そんな食欲不振は、一時的なものならそこまで問題ありませんが、慢性的に食欲がなくなってしまうと栄養不足のため美容にも健康にも多大なダメージを与えてしまいます。
そこで、今回は食欲不振におすすめのツボを5つピックアップしてみました!白髪対策のためだけでなく、健康のためにもぜひ実践してみてください!
1. 食欲不振の原因
食欲不振のツボについてお話する前に、食欲不振になる原因を簡単に確認してみましょう。
原因① 便秘
便秘は、女性の2人に1人といわれるほど悩まされている人が多いトラブル。便秘になると、ガスがお腹に溜まったり腹痛が起きたりといった症状のほか、消化が上手くいかず食欲不振が起こることがあります。単に「お腹が空かない」というだけならまだ良いですが、食べても辛くなって吐き戻してしまうということも。
腸内環境が悪くなると、栄養の吸収率も下がって栄養不足になりやすくなります。また、血流も悪くなりがちになり髪の毛へ栄養が届きづらくなってしまいます。その結果、髪の毛の黒色の元であるメラニンの生成や運搬がうまくいかず、白髪になりやすくなってしまうのです。また、腸内環境の悪化は体の細胞を老化させる原因となる活性酸素を生み出す原因にもなります。
そんな、辛いだけでなくデメリットがたくさんある便秘ですが、解消のためには水分の摂取や栄養バランスのとれた食事に気をつけるほか、運動習慣を取り入れることが大事です。
原因② 日常生活の乱れやストレス
夏バテや睡眠不足、ストレスなどが原因で食欲不振になることもあります。
こういった生活習慣は自律神経を乱してしまう原因。自律神経には消化を促したり遅くしたりする働きがあるため、乱れてしまうと食欲不振につながりやすいのです。
自律神経の乱れは、食欲不振だけでなく活性酸素の増加や成長ホルモン・女性ホルモンの分泌量の低下、血行不良にも繋がるため白髪対策では第一に整えたいところです。自律神経を整えるには、毎日定刻に朝日を浴びたりご飯を食べたりといった規則正しい生活のほか、こまめなストレスの発散が有効です。
原因③ 病気
多くの場合、食欲不振は上記2つが原因のことが多いです。しかし、中には消化器系の炎症や甲状腺ホルモンの異常、うつ病など、何らかの疾患が原因で食欲不振という症状が現れる場合もあります。
長期間の食欲低下のほかにも、体温が常に高くなる、身体に痛みを感じる、疲れやすい、気持ちが塞ぎやすいなどの症状がある場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。
また、病気ではありませんが、妊娠時のつわりが原因で食欲不振になってしまっていることもあります。つわりは、早い場合は妊娠4週の次回月経予定日くらいから現れることもありますので、「生理がちょっと遅れ気味」という場合は妊娠を疑ってみるても良いかもしれませんね。
2. 編集部おすすめ!白髪対策に効果的なツボ5選
食欲不振を解決するには、胃腸に負担のないバランスのとれた食事や適度な運動、睡眠やストレスの発散など日常生活の見直しが大事になります。
でも、ご飯を食べれていないと何をするのもつらいということもあると思います。そんな時に効果的なのが、ツボ押し。
張り詰めた気持ちを緩めることもでき、食欲不振の改善のサポートをしてくれますよ。それでは、食欲不振の時に押したいツボを5つ見ていきましょう!
①大腸兪(だいちょうゆ)
場所
背中側にあるツボで、ちょうど骨盤と背骨の交わったところにあります。背骨を上から下に触っていくと、骨盤にぶつかるところがあると思います。背骨から指二本外側にあるツボが大腸兪です。
効能
大腸兪には腸の働きを活性化してくれる働きがあるため、特に便秘や下痢などでお悩みの人におすすめしたいツボ。ストレスや食あたりなど、さまざまな理由で弱った腸の動きをよくしてくれますよ。
ツボの押し方
親指を使用し、身体の中心に向かって押していきます。背中は圧が掛けにくい場所なので、1人でツボ押しする場合は仰向けになって拳やゴルフボールを使って刺激すると良いですよ。呼吸を止めずに5秒間ぐっと押して離すというのを3回ほど繰り返しましょう。
②足三里(あしさんり)
場所
膝のお皿の外側のくぼみの指4本分下をにあるのが、足三里のツボです。見つけやすいツボなのが嬉しいですね。
効能
消化や胃腸の調子を整えて消化をサポートしてくれるのが、足三里。食欲不振に効くほか免疫力も高めてくれるといわれています。押すと下半身のリンパの流れも良くなるので、足のむくみや疲れをとりたいという時にもおすすめですよ。
ツボの押し方
足三里は響きやすいので指圧の強さに気をつけてください。両手の親指を使い、中指で10秒×3回ほど押しましょう。また、ふくらはぎを全体的に揉みながら足三里も刺激してあげると、下半身のむくみや疲れをとる効果が高まりますよ。
③中脘(ちゅうかん)
場所
中脘があるのはみぞおちとおへそを結んだ線上の真ん中。ちょうど、胃の中心部分のツボになります。
効能
中脘は胃痛や消化不良に効果的なツボ。低血圧にも有効だといわれています。身体も心もバテ気味の時に、ぜひともプッシュしたいツボですね。
ツボの押し方
このツボは、中指が一番押しやすいです。押している指と反対側の手で支えるようにしてください。ツボ押しは5秒×5回くらいが目安。胃の上にあるツボなので、食後に指圧するのは避けてくださいね。
④章門(しょうもん)
場所
肋骨の下の部分にあるのが章門です。肘を曲げてやや前側の横腹につけた時にひじが接するところにあたります。
効能
お腹が張って気持ち悪い、吐き気や食欲が出ない時におすすめなのが章門のツボです。お腹が冷えて下痢気味な時にも効くツボ です。
ツボの押し方
両手を腰に当て、親指で押していきます。ツボを押しながら腰を回し刺激するとより効果的。腰を捻ることによりシェイプアップも期待できるかもしれませんね。肋骨は折れやすい骨ですので、押す力には気をつけてください。
⑤裏内庭(うらないてい)
場所
裏内庭は足裏にあるツボ。足の人差し指のすぐ下くらいに位置します。足指を折り曲げた時に、足の裏に触れる(触れそう)なところになります。
効能
裏内庭は嘔吐、下痢、食あたりに効果があるといわれているツボです。魚の目やタコができたり乾燥したりなど足裏に異常がある場合のは、消化器系に不調があるといわれています。ツボ押しの時に確認してみてください。
ツボの押し方
親指を使い、少し痛気持ち良いくらいの圧で押してください。あぐらをかいて押すと指圧しやすいですよ。
3. 髪の毛は栄養不足の症状が現れやすい場所。早めの対策を!
食欲がない状態では、黒髪をつくるのに必要な栄養を十分に摂取することができず、血流も悪くなりやすくなってしまいます。
髪の毛は生命の維持に必ずしも必要なものでないため、栄養不足の状態では1番にシワ寄せがきてしまいます。バテ気味の時でもなるべく早く必要な量を食べられるようにしたいですね。
ここではツボ押しという対策方法をご紹介しましたが、ツボ押しは不調の原因を解決するサポートをするためのもの。食欲を回復させるには規則正しい生活や整った食生活、適度な運動習慣といった健康的な生活を送ることが大事です。なるべくあわせて取り組むようにしてください。
また、「どうしても食欲がわかない」という時にはサプリメントに頼るのもおすすめです。サプリメントで足りない栄養をカバーすることで、再び食欲がわいてくるということもありますよ。下記でご紹介するように、白髪対策に特化したサプリメントもありますので、利用してみるのも良いかもしれませんね。
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