白髪の場所がかゆいのはなぜ? 白髪は少し太くて手触りが違うから

  1. 白髪の予防・改善方法

白髪がはえている場所がかゆい」と感じている人はいませんか?

実は、同じようにかゆみに悩んでいる人は多く、SNSでも多くの人が「白髪の場所がかゆい」と話していました。

でも、白髪の部分がかゆく感じるのはなぜなのでしょうか?今回は、白髪と頭皮のかゆみの関係について、その原因と対策を探ってみたいと思います。

 

1. 白髪部分のかゆみの原因を追求!

白髪の部分がかゆいと感じる原因は医学的に明確な答えが出ている訳ではありませんが、以下の4つが考えられます。

原因① 黒髪と白髪で感触が違うせい


黒髪がさらっとしているのに対して白髪は黒髪よりもごわついているという感触の違いを感じたことがある人もいると思います。そんな感触の違いがかゆみの原因となることが考えられます。

髪の毛のごわつきには色素細胞のメラニンが関係しています。メラニン色素は親水性なため「水分を含みやすい」という性質があります。

メラニンは黒髪には含まれていますが、白髪には含まれていません。そのため、白髪は水分を保持しにくい乾燥した状態になりやすいのです。

乾燥するとごわついた感じがするのは、お肌も髪の毛も同じ。そのため、白髪は黒髪に比べてごわついた手触りになってしまうのです。

原因② 白髪が黒髪より少し太いせい

黒髪と白髪の違いは太さにもあります。実は研究によると白髪の方が黒髪よりもわずかに太いのです。

でも、髪の毛が生えてくる毛穴のサイズは黒髪であっても白髪であっても変わらないため、白髪が生える時に毛穴を刺激してかゆみや頭皮の違和感を感じさせる可能性があります。

黒髪と白髪は肉眼で分かるほど極端に太さが違うという訳ではありませんが、黒髪のサイズよりも太い髪の毛が毛穴を通過するわけですから、いつも白髪が生える場所にかゆみを感じるのは当然なのかもしれませんね。

原因③ 白髪染めが招くアレルギー反応

白髪が気になりはじめたらまず行うのが「白髪染め」ですよね?でも、気をつけなければ白髪染めによるアレルギー反応によって頭皮がかゆくなってしまうことがあります

アレルギー反応は最初はなんとなく違和感があるなという程度の反応の人が多いですが、白髪染めを繰り返すうちにアレスギー反応が強く出るようになり、頭皮にピリピリとした刺激やかゆみ、赤みが現れるようになります。症状が重くなってくると、顔が腫れてしまうこともあります。

白髪染めにはさまざまな成分が含まれていますが、その中でも以下のような成分にはアレルギー反応が現れやすいといわれています。

  • パラフェニレンジアミン
  • メタアミノフェノール
  • パラアミノフェノール
  • トルエン-2、5-ジアミン

これらの中で特にアレルギー反応が出やすいとされているのが、パラフェニレンジアミンとトルエン–2、5-ジアミン。

パラフェニレンジアミンはジアミンと呼ばれることもある成分で、発色や色もちに寄与してくれますが、人によってはアレルギー反応が出てしまう場合もあります。

トルエン–2、5-ジアミンもパラフェニレンジアミンと同じジアミン系の成分で、パラフェニレンジアミンよりもアレルギー反応が強く出ることがあります。

白髪染めをするとなんだか頭皮がかゆくなるなと感じている人は配合成分をチェックしてみることをおすすめします。

原因④ 白髪とは関係ない頭皮の炎症

白髪の部分にかゆみを感じても、かゆみの原因が白髪とはまったく関係のない頭皮の炎症にあることもあります。

皮脂の過剰分泌や雑菌、カビを含む常在菌の異常繁殖など、なんらかの原因で炎症が起こっていたり傷ができてしまっていたりということもありますので、頭皮のケアを見直して清潔を保つことが大事になります。

かゆいからといってやたらと爪を立ててかきすぎると傷から雑菌が入ったりしてさらに炎症が酷くなることもあるので注意しましょう。

原因⑤ 頭皮の血行不良


頭皮が硬くなって血行が悪くなっているとかゆみが出てしまうこともあります。また頭皮の血行不良は白髪の原因にもなりますので、できるだけ血行が良い頭皮環境にしておくようにしましょう。

頭皮の血行不良は、肩や首のコリからきていることもあります。運動やマッサージで全身の血行を促進するようにしたいですね。

2. 白髪のかゆみ対策について

それでは、白髪部分のかゆみを少しでも取り除くことはできないのでしょうか?対策でおすすめなのは、以下の4つの方法です。

対策① シャンプーの種類は自分に合っている?

頭皮のかゆみが白髪ではない場合、1番に考えられるのが「シャンプーが頭皮に合っていない」ということ。

頭皮のかゆみと同時に首や背中などに吹き出物ができていたりする場合には特に注意。シャンプーに含まれている成分によってアレルギー反応が現れ、炎症が起こっている可能性があります。また、洗浄力の強い成分によって洗いすぎてしまっている可能性もありますので注意してください。

シャンプーは成分を見てみてから選ぶようにし、低刺激の天然由来の製品に変えてみるのがおすすめです。どうしてもかゆみが治らない場合は、使用しているシャンプーを皮膚科に持参して検査してもらうことも考えてみましょう。

対策② 髪の洗い方は大丈夫?

髪の毛の洗い方が誤っていると、頭皮が乾燥しやすくなったり炎症を起こしやすくなったりしてしまいます。

頭皮は傷つきやすいので爪を立てて洗うのはNG。傷ができてしまい炎症に発展してしまうこともあります。髪を洗う時は頭皮を指の腹で揉むようにして洗いましょう。必要以上に力を入れずに優しく揉むのがポイントです。泡をつける前の予洗いをしっかりしていれば、それだけでも汚れはちゃんと落とすことができますよ。

また、すすぎの時にはぬるま湯を使うのがおすすめです。熱すぎるお湯は頭皮に刺激を与えるだけでなく乾燥を招く恐れもあります。

さらに、シャンプーのすすぎ残しは頭皮環境を悪化させてしまいます。丁寧に洗い流してあげましょう。

対策③ 白髪染めの成分を調べてみよう


白髪染めが原因でかゆみが出ている可能性がある場合は、自分が使っている白髪染めの成分を見てみましょう。

上の項目で紹介したように特にパラフェニレンジアミンとトルエン–2、5-ジアミンというジアミン系の成分がアレルギー反応を起こしやすい成分です。

白髪染めの中には、このジアミンを含まない「ノンジアミン」「ジアミンフリー」という製品もあります。もしも気になる人は、こうした製品を使用してみるとよいでしょう。

対策④マッサージで血行促進


頭皮が硬くなって血行が悪くなるとかゆみが出ることもあります。また頭皮の血行不良は白髪の原因にもなりますので、できるだけ血行が良い頭皮環境にしておくことが大切です。

かゆみを感じる場合には、髪を洗う時など頭皮が柔らかくなっているタイミングで優しく揉んでマッサージをしてあげましょう。マッサージの時も爪を立ててしまうと頭皮を傷つけることになりますので気をつけましょう。

3. 白髪のかゆみの原因は色々、自分にあった対策を見つけよう


白髪の部分がかゆいと感じる時には、白髪の特徴がかゆみを生じている可能性もありますが、白髪が原因ではないことも多いです。

頭皮の炎症や乾燥、血行不良に気をつけ、白髪染め選びやシャンプーの仕方を見直してみましょう。

また、白髪の部分がかゆいからといって白髪を抜いてしまうと毛根を傷つけるだけでなく頭皮も傷つけることになってしまいます。薄毛の原因となってしまうこともありますのでやめておきましょう。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
imia

綺和美のコンテンツ編集部です。髪について徹底的に私たちが考えたこと、調査したこと、事実をありのままに情報発信としてお伝えし、業界のみならず世の中をちょっとだけよくするお手伝いをして参ります。

記事一覧

あなたへおすすめ