緊急時にお役立ち!分け目・前髪の白髪隠しの種類と特徴

  1. 白髪染め

定期的に白髪染めをしていても、伸びかけた白髪が気になるということはありますよね?でも、「今からお出かけで染めている時間なんてない」ということも…。

そんな時に役立つのが、白髪隠し(白髪カバー)。生え際や分け目も短時間でササっと隠せ、染めたてのような美しい髪の毛に変身することができます。

今回はそんな白髪隠しの種類や特徴をご紹介したいと思います!

 

1. 白髪隠しの種類と特徴

白髪隠しの製品は、白髪隠しの製品には、
・スティック(コームタイプ)
・スティック(筆タイプ)
・マスカラ
・ファンデーション/コンシーラー
・パウダーミスト(スプレー)
の5タイプがあります。

それぞれ塗ったり吹きかけたりなど白髪を隠す方法も違いますし、使用感やメリット・デメリットなども変わってきます。

それぞれのタイプごとの特徴をチェックしていきましょう!

スティック(コームタイプ)

スティックの先端が固いコームのようになっていて、髪の毛を梳くように白髪を隠すのがコームタイプのスティックです。

液だれもしづらく、地肌に色をつけずに根本近くから白髪を隠すことができます。このタイプの白髪隠しはコンパクトなので、お出かけや旅行先でも持ち歩けて手軽なのも嬉しいですね。根本を立ち上げながら塗ることでふんわりとボリュームをケアできるのもポイントです。また、製品によってはヘアカラートリートメントのように白髪を徐々に染色できるというものもあり、そういった製品だとシャンプーをしても少し色が残るようになっています。

コームタイプの場合は、ムラにならず仕上がりがキレイだということもありますが、塗る範囲や白髪の量が広ければそれだけ塗るのが手間になってしまうこともあります。また、数cmの幅で染色液を塗ることになりますので「1本1本に塗りたい」というように細かな範囲だけを塗るのにも向いていません。製品にもよりますが、染色液が乾くまで待ち時間も出てきますので、忙しい人には不向きな可能性もあります。

メリット
・コンパクトで持ち運びしやすい
・初心者でも使いやすい
・ムラのない仕上がりになる
・地肌に色がつきづらい
・ボリュームを出したヘアセットをすることもできる
・徐々に染色できる製品もある

デメリット
・塗る範囲や白髪の量が多いと大変&時間がかかる
・1本1本細かい場所を塗るのには不向き
・塗った後数分乾かさなければならない
・地肌についたら落としづらい

スティック(筆タイプ)

筆タイプの白髪隠しは、スティックの先端が頬紅を塗るような筆になっています。

コームタイプと同じようにコンパクトで持ち運びしやすいのが特徴。

メリットやデメリットはコームタイプとほぼ同じになりますが、「筆タイプの方がコームタイプよりも小回りが利く」という人もいます。ただ、それでも生え際などの細かい場所を塗るのは中々難しくなってしまいます。

メリット
・コンパクトで持ち運びしやすい
・初心者でも使いやすい
・ムラのない仕上がりになる
・地肌に色がつきづらい
・徐々に染色できる製品もある

デメリット
・塗る範囲や白髪の量が多いと大変&時間がかかる
・1本1本細かい場所を塗るのには不向き
・塗った後数分乾かさなければならない
・地肌についたら落としづらい

マスカラ

マスカラタイプの白髪隠しは、アイメイクのマスカラそっくりの細いブラシを使ってコームでとくように塗っていきます。

白髪隠しの中で最も小回りが利くのが、このマスカラタイプの白髪隠し。生え際、耳周り等細かい部分の白髪も地肌や耳などを汚さずにつけることができます。1本1本塗れるので、まだそこまで白髪の量がないという人の白髪ケアにもおすすめですよ。化粧ポーチに入ってしまう程コンパクトなので、外出にも持っていけます。ひと塗りでしっかりと色がつくほど発色が良いのも特徴です。

ただ、マスカラタイプの白髪隠しは分け目やつむじに使用するとカピカピに固まって「塗っている感」が出てしまうということもありますし、そこまで内容量がないのですぐになくなってしまうということもあります。分け目やつむじの白髪を隠したかったり白髪の量が多かったりという場合は、別のタイプの白髪隠しと併用した方が仕上がりもキレイですし、コスパもよくなります。また、マスカラタイプは液がダマになってしまうこともありますので、つける時にはしごいて量を調節するようにしましょう。

メリット
・コンパクトで持ち運びしやすい
・初心者でも使いやすい
・細かい場所や1本1本の白髪をケアしやすい
・地肌に色がつきづらい

デメリット
・塗る範囲や白髪の量が多いと大変&時間がかかる
・液がカピカピに固まりやすい
・分け目やつむじに使用すると「塗っている感」が出てしまう
・内容量があまりないので大量に使いづらい
・地肌についたら落としづらい

ファンデーション/コンシーラー

広い範囲を自然にカバーできるのが、ファンデーションタイプコンシーラータイプの白髪隠し。細かいパウダー粒子をパフでポンポンとはたいて髪表面を着色します。そして、製品によっては定着剤のスプレーをひと吹きして汗などで落ちづらくします。

パウダーのためダマになったり固まったりすることもなく、分け目やつむじの白髪もキレイに隠しやすいというのがファンデーションの特徴。コンシーラーの場合はピッタリと髪の毛に引っ付いて発色がよい分、マスカラのように少し固まりやすくなってしまいます。地肌についてしまっても拭き取ればすぐに落とせるので、初心者の人向けの白髪隠しでもあります。

ファンデーションやコンシーラーは、パフで塗りつけていくため生え際などの細かい部分や数本だけ白髪隠しをしたいという時のケアも難しいです。

メリット
・コンパクトで持ち運びしやすい
・分け目やつむじのケアができる
・広範囲をまとめて隠せる
・(ファンデーションの場合)自然な仕上がりになる
・地肌に色がつかない/肌についても簡単に拭き取れる
・乾かす時間もいらず、スピーディーにケアできる

デメリット
・1本1本や細かい場所を塗るのには不向き
・(ファンデーションの場合)定着剤が必要になることもあり、その場合ちょっと手間
・染色できるタイプの白髪隠しではない

パウダーミスト(スプレー)

スプレーするだけで、一瞬で白髪を隠せるのがパウダーミスト

ファンデーションと同じで、広範囲や分け目、つむじなどをケアするのに適していて自然な仕上がりになるものが多いです。ただ、スプレーを吹きかけて白髪を隠していくため、どうしても地肌に色がついてしまいます。その着色によって髪の毛が増えたように見えるという利点もありますので、薄毛の悩みもあるという人には特におすすめの白髪隠しです。

時短にもなって自然な仕上がりで毛も増えて、と一見万能に見えるパウダーミストですが、やはり細かい場所をケアするのは不得手です。また、注意しないとスプレーした周囲が汚れてしまう可能性もあります。スプレーをかける前に汚れてもすぐにキレイにできるようにビニールを敷いたりすぐに洗い流すことができる浴室で吹きかけたりするようにしたいですね。

メリット
・分け目やつむじのケアができる
・広範囲をまとめて隠せる
・自然な仕上がりになる
・地肌に色がつかない/肌についても簡単に拭き取れる
・スピーディーにケアできる

デメリット
・1本1本や細かい場所を塗るのには不向き
・地肌についてしまう
・染色できるタイプの白髪隠しではない

2. 白髪隠しを選ぶ時は自分に合ったものを選んで!

どの白髪隠しを選べばよいのかは、白髪の量や隠したい場所のほか、大事にしたいポイント(時短や仕上がりなど)で変わってきます。

メリットやデメリットを見ながら「コレ」という1本を決めていきたいですね。

また、今回は白髪隠しだけをご紹介しましたが、ウィッグを使うという手段もあります。最近のウィッグも自然な仕上がりになるものが多く、つけるだけでスタイリングも決まりやすいですよ。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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