お風呂に入って白髪対策!正しい洗髪方法やケア方法で艶やか黒髪に!

  1. 白髪の予防・改善方法

頭皮の血行を促進でき髪の毛に栄養を与えることができるお風呂タイムは白髪のケアに絶好のチャンス。でも、間違ったケアをしていると白髪を予防・改善するどころか悪化してしまったり抜け毛に繋がってしまったりということも・・・。

そこで今回は入浴から洗髪、髪の手入れまで、白髪対策におすすめの入浴方法を集めてみました!

 

1. 頭皮の状態が悪いと白髪になるリスクがアップする!?

白髪は老化やストレスなどでも生えるイメージがある白髪ですが、実は頭皮の環境が悪くても生える可能性が高まってしまいます。その理由を詳しく見ていきましょう。

血行不良は白髪の原因のひとつ

髪の毛の色素は毛根の奥深く毛乳頭に接する位置にあるメラノサイトで作られます。メラノサイトではメラニンが作られ、そのメラニンが生まれたての髪の毛(毛母細胞)に送られることで着色されていくのです。

これらの健康的な髪の毛を作るための栄養や酸素は全て血液にのって届けられます。そのため、頭皮の血行が悪い状態では白髪になりやすくなってしまうのです。

皮脂や汚れ、炎症が起こっている場合は外から与えられる栄養もはじかれる!

頭皮の環境は、お肌と同じように水分と皮脂のバランスが適切でなければ炎症を起こしてしまうことがあります。炎症も白髪を引き起こす要因になります。また、過剰な皮脂はそれだけでなく育毛剤など外から与えられる栄養をはじいてしまうということもあります。そうすると頭皮に浸透させることはできなくなりますので、せっかく育毛剤を与えてケアをしても白髪の予防・改善効果は下がってしまうのです。

皮脂腺が肥大してしまえば、その分メラノサイトや毛母細胞が毛細血管から受け取ることができる栄養は減ってしまうことになります。そのため、メラニンの量が減って髪の毛の色素が薄くなってしまったり毛母細胞の分裂が不活発になって髪の毛が細く弱くなってしまったりしやすくなるのです。

頭皮の乾燥も白髪を招く!

頭皮が汚れている状態だけでなく、乾燥している状態も頭皮の環境がよいとは言えません。皮脂は本来、肌の水分量を保持するために分泌されます。その必要な皮脂まで洗い流してしまうと肌は水分不足を感じ、より皮脂腺を発達させるようになってしまいます。そうして、皮脂分泌量を増やしてしまい炎症を招いてしまうこともあるのです。

また、頭皮が乾燥してしまうと単純に紫外線などのダメージを受けやすくなってしまうこともあります。紫外線を浴びると身体中の細胞を老化させる活性酸素が発生することになります。特に、太陽の光を浴びやすい髪の毛の分け目やつむじなどは直接的にダメージが加わってしまいますので、白髪になりやすくなってしまいます。白髪を防ぐためには、頭皮の乾燥にも十分な注意が必要なのです。

白髪対策には頭皮環境がとても大事で、血行不良はもちろん皮脂が過剰でも潤いが足りなくても白髪になるリスクは高まってしまいます。そして、頭皮環境を整えるためには毎日適切なケアをしていく必要があるのです。

 

2. 白髪対策におすすめのお風呂の入り方

頭皮のケアをするのに、シャンプーやトリートメント、育毛剤に頼っているという人もいるかと思いますが、実はお風呂の時間全般がとても重要になります。そこで、白髪対策におすすめのお風呂の入り方と髪の毛のお手入れ方法を集めてみました!

お風呂に入る前に

コップ1杯の水を飲む

お風呂で10分入浴すると、4~500mlの汗をかきます。そのため、水分不足の状態で入浴してしまうと血液はドロドロになってしまい、あまり血行を促進することができないということもあります。入浴前・入浴後にはコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

ブラッシングをする

お風呂に入る前にぜひとも取り入れたいのが、「ブラッシングをしてから入浴する」ということ。髪の絡まりが解けますし、汚れやほこりを取り除け、皮脂も落としやすくなります。
ブラッシングは、絡まりやすい毛先から髪の流れに沿って優しくかけ、ほつれが取れたら徐々に髪の根本までブラッシングしていきます。乾いた髪の毛で行い、絡まっている個所で引っ張ったり頭皮に強くブラシを押し付けたりしないように注意してください。

入浴

洗髪前に浴槽でしっかり温まって

シャンプーの時に頭皮マッサージを行う習慣をつけることで、頭皮の環境は劇的に向上します。でも、肩や首が凝っているとせっかくの頭皮マッサージの効果も減ってしまうことに…。頭を洗う前に、浴槽でしっかりと温まっておくと、全身の筋肉が緩み血流もよくなります。また、頭皮の毛穴も開くので皮脂や汚れを落としやすくなりますよ。

お湯の温度はぬるめが◎。全身浴で体温アップ

リラックスしつつ全身を温めるには、お風呂のお湯の温度は38~40℃くらいがベスト。42度を超えてしまうと、交感神経を刺激してしまい筋肉のコリをほぐしづらくなってしまいます。10分くらい肩までつかると体温は0.5度~1度くらいアップし、血行も改善します。

半身浴という方法もありますが、最近の研究では体温をアップさせる効率があまりよくないということがわかっています。ただし、全身浴は心臓や肺に疾患がある場合には負担になることもありますので、半身浴の方が◎。その場合、時折肩にお湯をかけるようにしながら20~30分くらいじっくりと温まりましょう。

簡単なストレッチやエクササイズを行う

浴槽で温まっている間は、簡単なストレッチやエクササイズを行うのがおすすめです。

腰を左右に捻ったり、浴槽のへりを掴んで身体を5cmほど浮かしてみたりすると、腰や下半身の筋肉が動き血流をよくすることができます。また、腕を折り曲げ肘で大きく円を描くように肩回しをしたり頭をゆっくりを回したりして肩や首のコリを解消したりするのも◎。マッサージをしてあげるのもよいですね。

入浴中に全身の血行をよくしておけば、頭皮マッサージの効果もアップしますよ。

入浴剤やキャンドルなど、リラックスアイテムを取り入れて

お風呂のリラックス効果を高めてくれるのが、入浴剤などのリラックスアイテム。白髪の原因の1つであるストレスを解消し、活性酸素の発生を食い止めてあげましょう。香りは脳に直接働きかける効果があるということが分かっていますので、入浴剤だけでなくアロマオイルをたらすのもおすすめですよ。

また、浴室を暗くしてキャンドルに火を灯して入るのもかなりリラックス効果の高い入浴方法です。

洗髪・トリートメント

設定温度はぬるま湯が1番!

髪の毛を洗う時の温度は38度くらいのぬるま湯がベスト。40度くらいだと頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまうことになりますし、35度くらいだと皮脂が落ちにくくなってしまいます。シャワーを出して、「ちょっとぬるいかな?」と思うくらいがちょうどよいです。

予洗いで頭皮マッサージ!軽く汚れを洗い落としましょう!

シャンプーをする前に、ぬるま湯のシャワーで髪の毛を濡らします。この時、2分程シャワーしながら頭皮をマッサージしておくと、毛穴も緩くなり、頭皮の汚れや皮脂を落としやすくなります。両手で頭を抱えるようにし、指の腹を使って頭皮を動かすように全体的にマッサージしてあげましょう。

シャンプーは手に取ってしっかり泡立ててから頭皮につける

シャンプーをする時、原液を直接頭につけているという人もいるかもしれませんが、それでは頭皮に与えられる刺激が強すぎてしまいます。さらに、洗いムラができやすい上に汚れ落ちもあまりよくないため、頭皮環境が悪化してしまうことも…。また、頭につけてから泡立てている場合は摩擦によって毛根にストレスを与えてしまうこともあります。

シャンプーをする時には必ず適量を手に取ってよく泡立ててから頭につけるようにしましょう。

シャンプーは「髪の毛を洗う」のではなく「頭皮を洗う」。マッサージで効果アップ!

シャンプーをする時に気をつけたいのが、「頭皮を洗う」ということ。髪の毛についた汚れやほこりは、実は予洗いまででほとんどとれています。そのため、泡でしっかり洗う時には髪の毛は軽く指を通すくらいで十分。頭皮の毛穴汚れをとるつもりで頭皮全体に泡を行き渡らせ、マッサージをしながら洗うと、血行もよくなりますし汚れもしっかり落ちやすいですよ。

すすぎも念入りに

洗髪後はしっかりとすすぐのが大事。もし洗剤が頭皮に残っていたらその部分から炎症になってしまうということはよくあります。予洗いよりも時間をかけ、丁寧に洗い流しましょう。この時、手でゴシゴシしてしまうと頭皮に刺激になって乾燥を招いてしまうことがありますので、シャワーの力を中心に泡を洗い流すようにしましょう。

ヘアトリートメントは毛穴でなく髪の毛につける

頭皮トリートメントと呼ばれるオーガニックオイルやスカルプDなどのトリートメントを除き、ヘアトリートメントをつける際には頭皮につけないように使うのが基本。

トリートメントにはタンパク質変性作用がある界面活性剤を使用している上に、シャンプーと違って髪の毛の補修成分がお湯で流しても残るようになっています。そのため、頭皮につけてしまうとすすぎのこしがあった時のように頭皮にダメージが加わってしまうこともあります。

毛先に入念につけ、その他の髪の毛にもスッと指で通すようにした後洗い流しましょう

お風呂上がり

タオルやドライヤーでよく乾かして

頭皮や髪の毛が濡れっぱなしだと雑菌が繁殖してしまい頭皮に影響してしまうこともありますし、角質層の乾燥を招きやすくなってしまいます。そのため自然乾燥はNG。お風呂上りには必ずしっかり乾かすようにしましょう。

乾かし方は、まずタオルで髪の毛を挟むようにして優しく水気をとった後、ドライヤーで髪の毛の根本から乾かすようにします。この時、髪の毛からドライヤーまでは20cmくらい離し、1か所に風が集中することがないように角度や位置を動かしながら乾かすようにしましょう。

頭皮の乾燥を防ぐには、頭皮ケアローションが有効!

お風呂上りにはお肌のお手入れをしているという人も多いかと思いますが、同じように頭皮に潤いを与えてあげるのはおすすめです。特に、普段から白髪だけでなくフケやかゆみに悩まされているという人は頭皮を保湿してあげることで一気に悩みが解消することもあります。

ただし、きちんと頭皮用に開発されている頭皮ケアローションがありますので、スキンケア用のものではなく頭皮ケア用のものを使用するようにしましょう。

3. シャンプー選びも大事!

白髪を予防するためのお風呂の入り方や洗髪方法、ケア方法はいかがでしたか?
頭皮の潤いを保ちつつしっかりと洗うためには、洗い方だけでなくシャンプー選びも重要です。洗浄力が強かったり有害な成分が入っていたりすると乾燥や炎症などのトラブルが起こりやすくなり、白髪の原因となってしまうこともあります。

シャンプー選びに関しては。白髪に悩む人がシャンプー選びに気をつけるべき5つのポイントを参考にしてみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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